会社で何かミスした場合、若しくはあなたが叱責されたときに、あなたはまず言い訳を考えていませんか。
言い訳は物事の解決策にはなりません。
それどころか、自分の評価を下げる行為です。
今回は、人から叱責された際に言い訳をしない大人になると共に、叱責された場合の対処法を解説します。
叱責された場合の心得
・言い訳は信用を失います
・相手は言い訳より改善策を期待しています
・言い訳をしないことを心掛けて大人の行動を
・ただし非の無い事は正当化を主張しましょう
言い訳とは
言い訳の心理
あなたが仕事上で些細なミスをして、それを上司にとがめられました。
あなたはその上司に怒られないがためにあれこれ考えを巡らして言い訳をします。
言い訳とは、自分が失敗したことを隠し自分を正当化する行為です。
ですので、そこには自分の保身のために取り繕う行為でしかありません。
言い訳は信用を失います
相手からしてみれば、あなたに非があるからこそ叱責しているわけです。
そこであなたが取り繕った言い訳などを、聞きたいわけではありません。
そして、自分が叱責されている事に対していつも言い訳ばかりしていますと「アイツは言い訳ばかりして無責任な人間だ」とレッテルを貼られるでしょう。
相手の叱責に対して言い訳ばかり言うと、相手からの信用を失うことになります。
言い訳をしないことを心掛ける
言い訳をしないということは、全ての行為において自分の責任を持つということであり、これが真の大人というものではないでしょうか。
もしあなたに非があるにも関わらず言い訳をするのであれば、あなたは自分に非があることでも改善を考えない人間となるでしょう。
相手から叱責されるということは、あなたに非がある行為を行ったという事です。
自分の行動に責任を持ち、それで失敗したならば自分の非を認めて改善する。
責任ある行動で失敗してもそれを糧にして、失敗を繰り返しても自分の中で改善し、責任感がある大人を目指しましょう。
叱責されるシチュエーションを作らない
あなたが叱責されるということは、相手からすればあなたに非があると思ったからです。
といことは、あなたは相手に非があるといったスキを作ってしまっているのです。
火の無いところに煙は立たぬといいます。
そもそも、叱責されるシチュエーションを作らない様にすれば、何も言われることもありません。
何事にも相手にスキを見せない行動を心掛けましょう。
叱責された際の対処法
相手が期待しているもの
理由はどうあれあなたは叱責されているわけですから、相手からすればあなたに非があることを素直に認めてほしいのです。
その時に相手の方は、あなたの言い訳を期待しているわけではありません。
そしてあなたからの謝罪を期待している訳でもありません。
通常であれば、そのミスに対してどう対処するかを聞きたいのです。
あなたに非がある場合
例えばミスをしたとか約束を破ったとかであなたに非がある場合、当然のことながら言い訳をするなんてもってのほかです。
ここで言い訳をする様であれば、あなたは単に「自分のミスを認めない無責任な人間」という烙印を押されることでしょう。
あなたに非がある場合には、素直に謝罪するの一択です。
そして、自ら改善策を提示して誠心誠意努めることを心掛けましょう。
それが責任感のある大人が取る行動です。
あなたに非の無い場合
正当な言い訳というのは、自分に非が無い場合です。
それでも、あなたが何かで叱責されているのは事実なのです。
例えば、相手方から明日の午後4時に打合せをお願いされたとします。
あなたは次の日の午後4時に約束通り相手方へ伺ったとしても、相手方に「どれだけ遅刻したんだ。打合せは14時と言ってあっただろう」と言われたとします。
あなたは「いや、打合せは午後4時のはずですが」と言えるでしょうか。
このケースは相手方の勘違いではありますが、相手はあなたに非があると思っています。
基本的に謝罪するのが大人の行動です
ではこのような場合、あなたはどうすれば良かったのか。
言った言わないの議論となりますと、それは不毛のやり取りです。
ここは、「わたくしが勘違いしておりました。」と謝るのが妥当です。
あなたの行動で予防できます
それでことは丸く収まったとしても、あなたとしては内心スッキリしないと思います。
こういった勘違いを防ぐためには、常に文章化してエビデンスを取れば解消されます。
打合せの日時であれば、約束後に確認のために打合せ日時をメールで送れば良かったのです。
わたくしの取引先の方でも、電話で打合せのアポイントを取った後に必ずその日時をメールで送ってくる方がおります。
このケースに限らず、自分に非が無いにしてもあなたの行動で相手の勘違いを防ぐことも出来たはずです。
ここは、相手に非があるか無いかに関わらず、まずは相手に謝罪することが大事ですし今後はその様なことにならない様に対処することが大人の行動です。
正当な言い訳があるのならば主張しましょう
責任感のある言い訳をしない人になりましょうと言いましたが、例えばいわれの無い様な事や勘違いで叱責されているなど明らかにあなたに非が無いでは、当然のことながらそれは言い訳ではありません。
あなたに非が無い場合でもあなたが謝罪することでその場が収まる程度の事柄でしたら、あなたが一歩引いて大人の行動をした方が後腐れ無いと思います。
しかしながら、あなたに非が無い場合において、あなたがここで謝罪することで丸く収まらない事柄や責任問題まで発展する様な大きな問題であれば、それは相手の勘違いで起きた事柄です。謝罪することによって、あなたが窮地に立たされる必要はありません。
自分の正義に従って、正当性を主張しましょう。
まとめ
言い訳は、そもそもあなたのスキがある行動に原因があります。
責任感のある行動で相手にスキを見せない様にしましょう。
そして、叱責された場合には基本的には謝罪とともに改善策を提示して、大人の行動を心掛けましょう。
コメント