わたくしは社会人として会社に25年以上勤務しております。
そして、様々なタイプの上司と部下と共に仕事をして参りました。
そうした中で、会社に最も貢献できる「理想の部下」と「理想の上司」というものが自分なりに分かる様になりました。
ここでは、わたくしの考える「理想の部下」と「理想の上司」を解説します。
理想のサラリーマンとは
・仕事に対する意欲
・業務を遂行するだけのスキル
・健康な体力
・コミュニケーション能力
理想の部下とは
・自分のパフォーマンスを最大限に発揮出来る人
理想の上司とは
・自分と部下のパフォーマンスを最大限に発揮出来る人
「理想の会社員」とは
「理想の上司」「理想の部下」を語る前に、まずは「理想のサラリーマン」とは何かを考えておく必要があります。
自分のパフォーマンスを最大限に発揮出来る人
では「理想のサラリーマン」とは何かとなりますと、会社側からすれば「会社に貢献すること」であることは当然です。
ということは、「理想のサラリーマン」は自分のパフォーマンスを最大限発揮できる環境を自ら作り、拘束時間の間は常に全力で仕事に向き合い会社に貢献する能力がある人です。
具体的には次の点です。
・仕事に対する意欲
・業務を遂行するだけのスキル
・健康な体力
・コミュニケーション能力
仕事に対する意欲
会社で拘束されている時間の間は全て会社のため捧げるだけの仕事に対する意欲こそが、会社に貢献するといった意味で理想のサラリーマンといえるでしょう。
しかしながら、体調面やメンタル面でモチベーションが上がらない日もあるでしょう。
そういった意味では、仕事に対するモチベーションが下がる要因を可能な限り最小限に抑える努力を惜しまない方が、理想のサラリーマンであることとなります。
業務を遂行するだけのスキル
会社員は誰であれ、自分が備えているスキルと時間を駆使して業務を遂行して参ります。
業務を遂行するためのスキルは、多ければ多いほど多種多様な業務に対する対応を可能とするだけでなく、数多くスキルを持合せてより効率的に業務を遂行することを可能とします。
よって、スキルだけに着目した場合における「仕事がデキる人」というのは、より多くのスキルを持ち合せかつ効率的に業務を遂行して会社に貢献できる人です。
健康な体力
いくら仕事へのやる気が十分あったとしても、病気がちだったり疲れやすい体だったり不注意によるケガが多いのでは、常にベストパフォーマンスを発揮することは難しいでしょう。
また、会社に貢献するのはよいのですが、睡眠時間を削ってまで仕事をしてしまい翌日は寝不足のまま仕事をするなんて行為は、かえってパフォーマンスが落ちてしまいます。
社会人たるもの、常にベストパフォーマンスが発揮できるよう体調面にも気を付けて、健康を持続することが必要です。
コミュニケーション能力
仕事は、必ず他人とのコミュニケーションがないと成立しません。
社内外問わず、必ず他人との関りあいはあります。
中には、自分にとってプラスとなる人もいればマイナスとなる人やあなたを陥れようとして、あなたにとってはストレスでしかない存在の方もいるでしょう。
そういった人間関係の中でベストパフォーマンスを発揮しようとすると、人間関係に対するストレスを排除する必要があります。
そして、他人の性格は変えようがありませんので、自分でどうにか対処するほかにありません。先に述べた「仕事に対する意欲」「健康な体力」「業務を遂行するだけのスキル」は自分でどうにかなります。
そういったことを考慮しますと、「理想のサラリーマン」に必要な能力の中で最も難しい能力といえます。
しかしながら、仕事のうえで最もストレスを感じるであろう人間関係において、高いコミュニケーション能力を備える事は、ストレスなく仕事をするための近道とも言えます。
理想の部下とは
自分のパフォーマンスを最大限に発揮出来る人
理想の部下とはなにか。
わたくしは先に述べた「理想の会社員」の項目を全て満たした人間が、自分のパフォーマンスを最大限に発揮出来る「理想の部下」といえます。
理想の上司とは
自分と部下のパフォーマンスを最大限に発揮出来る人
対して、理想の上司とはなにか。
それは、自分が「理想の会社員」であることに加えて、部下にも「理想の会社員」として働ける環境を与えられる人間だと思います。
この両立が人を使う立場の難しさだと思います。
上司が部下に対してできること
部下にベストパフォーマンスの環境を作るために上司が出来ることは、「理想の会社員」の中ではコミュニケーション能力のみです。
よって、部下に対しては良好な人間関係を保つ必要があります。
もちろん、部下に気を遣ってご機嫌を伺うといった意味ではありません。
部下は、まだあなたより人生経験が少ない年下の事が多いと思います。
中には性格の合わない部下もいると思いますが、会社に貢献する事だけに特化した付き合い方をして人間関係といったコミュニケーションの部分で、部下にはベストパフォーマンスを発揮できる環境を提供することが、上司に求められる能力だということです。
まとめ
「理想の上司」も「理想の部下」も、結局のところいかに仕事に対してベストパフォーマンスを発揮できるかということだと思います。
そして、自分はもちろんのこと他人のベストパフォーマンスを阻害することなく、皆がベストパフォーマンスを発揮できる環境作りこそが理想の会社であるということです。
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