「語彙力」はビジネスマンにとって必要な力です。
語彙力を高めることは、
言葉での表現の幅が広がることによって
言動に説得力が増すとともに、
常に語彙力を高める努力は教養の向上にも繋がります。
今回は、「語彙力」について解説します。
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語彙力を高めるとは
打合せ、上司との会話、報告書、メール文etc。
語彙力の高い方が自分の意見を上手く伝えることが容易です。
逆に言葉を知らなければ、
自分が伝えたいことも上手く伝えることが出来ずに、
間違った解釈をされてしまいムダなトラブルに
なり兼ねません。
普段から語彙力を高める意識をするだけでも
自分のスキルアップにつながります。
言葉を覚えるだけですので、
難しいことは全くありません。
語彙力を高めるために
新聞を読む、読書する
新聞は誰にでも理解し易い言葉を選んでいますので
なかなか難しい語彙は出てきませんが、
それでも経済面や国際面などには日常的に
あまり触れない専門用語が出てきたりします。
また、本を読む際に分からない言葉に出くわすこともあります。
自分がそれほど詳しくない分野の専門書などなら尚更です。
それをただ前後の文章で想像するだけでは無く、
語彙力を高める意識で調べることをお勧めします。
語彙力関連の本を携帯する
語彙力に関する書籍は数多く出版されております。
わたくしは常に語彙力の本をカバンに携帯し、
ヒマの際には読んではメモしております。
また、同じ本を自宅と会社にも置いてあります。
古本屋ですと、その様な本がたまに100円程度で
入手できますので、
古本屋さんへ行く際にはお目当ての本を探しつつ、
すでに入手しているお気に入りの本を購入する
習慣がついております。
分からない言葉は即ググる
「読んで分からない言葉」
「言われて分からなかった言葉」
は、その言葉をすぐに調べましょう。
ほとんどの方がスマホをお持ちかと思います。
忘れないうちにググる習慣を身に付けましょう。
ググった後は説明、例文付きでメモ
分からなかった語彙の意味を調べたら、
忘れないうちにメモしましょう。
この時、自分で考えた例文を添えるのが良いでしょう。
これで語彙の意味を調べることによるインプットと、
意味を理解して例文を作ることによるアウトプットの完了です。
覚えた語彙を多用しましょう
せっかく覚えた語彙を使わない手はありません。
すぐに使いましょう。
そして多用しましょう。
まずはメールなどが良いでしょう。
メールは1日に何通も送ることがあるかと思います。
メール文ですと使用した語彙を確認してから発信ができます。
そして多用することで、自分のモノにしてしまいましょう。
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カタカナ語彙
カタカナ語彙は注意が必要
個人的には、
カタカナ語彙を無理に使う必要は無いと考えております。
わたくし達の母国語は日本語です。
日本語には日本語にある言葉の美しさがあると思います。
もちろん一般的なカタカナ語彙や日本語で形容しがたい
カタカナ語彙もありますが、
できることであれば極力使用しない様に心掛けております。
ただし、カタカナ語彙は特に言葉の意味を十分理解した上で
使いましょう。
間違った使い方が多い
わたくしのまわりでもカタカナ語彙を使って
説明される方がおりますが、
カタカナ語彙を多用する人に限ってその使い方や
言葉自体を間違って使用しております。
例を挙げますと、
スペル間違い
×「条件をスクリーニングスします」
〇「条件をスクリーニングします」
「スクリーニング」とは、ふるい分けの意味です。
例文の場合には、「数多くの条件からふるい分けして、
今回の案件に最適な条件を選定します」という意味になります。
しかしながら、複数形の「スクリーニングス」となりますと、
土木用語で道路の路盤用(アスファルトの下に敷きます)に使用する、
ふるいにかけて均等の大きさにした石のことに指します。
ふるい分けした石の複数形です。
複数形にするだけで意味が全く違ってきます。
意味の間違い
×「△△さんとエビデンスは図ったのか」
〇「△△さんとコンセンサスを図ったのか」
「エビデンス」とは、「証拠・証言・証明」などの
確約を得た書類などの証拠物件を意味し、
図る対象物は「モノ」となりますので、
人物に使うのは誤りです。
この場合には
「コンセンサス」つまり「意見の一致・約束・了解・根回し」を
使用する方が正解です。
「コンセンサス」を図る対象物は「人物」となります。
など、本来であればわたくしが指摘して
訂正したいのは山々なのですが、
その場で指摘するのはその人のプライドを傷つける場合があります。
わたくしの経験上、プライドが高い人ほど
カタカナ語彙を多用したがります。
そういった方に指摘することによって相手との関係が悪化すれば、
自分の本意とするところではありません。
自分だけでも、正しいカタカナ語彙を身に付けましょう。
使うカタカナ語彙と相手を選ぶ
カタカナ語彙は相手を選ぶ必要があります。
相手がその意味を理解していないと「それ、何ですか」となり、
説明する必要が生じるムダな労力を消費することとなりますし、
そのことで話しが中断してしまします。
それでは、せっかくまとまりそうな話しもまたふり出しに
なんてなり兼ねません。
他社との打合せなどの際は、専門用語以外のカタカナ語彙を
あまり多用することはおススメできません。
まとめ
語彙力が高いということは、適材適所で正しい日本語を使うことですし、
会話力と文章力の向上にも直結します。
常に語彙力を高める努力を怠らずに、自己研鑽をしましょう。
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