RCCM論文試験で、見落としがちな3つの注意点【経験論文編】

新型コロナウィルスの影響で2020年度のRCCM試験が中止となってしまいました。

となれば、特にこれからRCCM試験を受験しようとしている方は、来年に向けて徐々に試験対策を練ることができます。

RCCM試験では、「経験論文」と「技術論文」があります。

一昔前のRCCM試験対策といえば、年に数回全国で開催される講習会くらいでしかありませんでしたが、最近ではブログ等で様々なRCCM試験対策法やアドバイスをしております。

ここでは、RCCM試験を合格したわたくしが「経験論文」と「技術論文」で、見落としがちな注意点とアドバイスを紹介させて頂きます。

今回は経験論文について、解説します。

 

経験論文で見落としがちな注意点

・業務実績証明書の時点で経験論文は決める

・問題点の解決はがっつり従事した業務から選ぶ

・現時点での評価には反省点を必ず書く

 

 

 

目次

経験論文の概要

経験論文は、あなたが受験しようとしている部門について、受験申込書で書いた業務実績証明書に記載した業務の中から3つ選び、このうち2つは

 

(1)「業務名称、発注者、履行期間」

(2)業務の目的

(3)業務の内容

(4)あなたの果たした役割

 

を各400文字以内で記述します。

そして残り一つは、上記に加えて、

 

(5)技術上の問題点とその対応

(6)業務の実施上の問題点とその対応

(7)上記(5)(6)の対応について、現時点での評価

 

を、1,600文字以内で記述する問題で、制限時間は2時間です。

 

経験論文の見落としがちな注意点

業務実績証明書の時点で経験論文は決める

本試験の経験論文に書く業務は、業務実績証明書を書く時点で既に決めておきましょう。

特に、(5)~(7)について論文を書こうとしている業務は業務実績証明書を書く前から論文の下書きを終えている位でないと、業務実績証明書を提出し終わってから経験論文を書く業務の変更は難しいです。

 

発注者が民間企業の業務は避ける

受験申込書で書く業務実績証明書には、民間から受注した業務を書くことは問題ないのですが、本試験の経験論文で書く業務は役所から受注した業務を書きましょう。

経験論文で書いた業務内容は、採点者がテクリスで調べる可能性があります。

ということは、民間業務ではテクリスの登録は行いませんので、採点者がその業務についての確認が取れなくなります。

あくまでウワサ程度の話ですが、業務実績証明書に民間から受注した業務は書かない方が無難です。

 

 

 

問題点の解決はがっつり従事した業務から選ぶ

(5)~(7)の論文を書こうとする業務は、技術的に難しいけれどあまり従事していなかった業務よりは、技術的には難しくないけれど自分ががっつり従事した業務から選びましょう。

技術的には難しくない業務から技術上の問題点を探すのは難しいかもしれませんが、経験論文の試験時間2時間は、ハッキリ言ってあっという間です。

さらに緊張して少しでも頭が真っ白になってしまったら、最後まで書ききれない可能性があります。

そのような事態になった時、がっつり従事していた業務であればその業務を1~10まで知り尽くしている訳ですから、何かは思い出す可能性があります。

経験論文にする業務は全てを知り尽くしている業務が良いです。

 

現時点での評価には反省点を必ず書く

(7)現時点での評価では、必ず反省点とその改善点を書きましょう。例え全てが順調に終わった業務であっても、改善点はあるはずです。

また、反省点には、今後の業務にその反省を活かすような改善方法を書きます。

あとは

「××は反省点で、今後は△△と改善したい。しかしながら○○は、我ながら良い対応だった」

のように、良かった点も必ず記入するようにします。

 

まとめ

経験論文は、あなたが今まで携わった業務についての論文です。

論文対策には充分時間があるかと思います。

しかしながら、経験論文の制限時間の2時間はかなり短いです。

ぶっちゃけ、経験論文が終了した後に帰ってしまう方も居ます。

下書きはワープロでも良いですが、初めて受験される方は時間配分を体験するのを目的に、何度か手書きで挑戦した方が絶対に良いです。

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