令和3年度のRCCM資格試験ですが、2021年6月14日に問題Ⅲ(管理技術力)の出題テーマが発表されました。
RCCM資格試験を2部門(道路・鋼構造及びコンクリート)で合格したわたくしが、令和3年度RCCM資格試験で問題Ⅲ(管理技術力)出題テーマに対する攻略法を解説します。
問題Ⅲ(管理技術力)の出題テーマとその試験概要
令和3年度RCCM資格試験で問題Ⅲ(管理技術力)出題テーマの試験概要は、大きく下記の7つです。
問題Ⅲ(管理技術力)の出題テーマ
問題Ⅲ(管理技術力)の出題テーマ6題と設問・キーワードは、下表のとおりとなっています。
テーマ | 設問 | キーワード |
(1) 近年の自然災害の激甚化に対する 今後の国土づくり | ①近年の自然災害の激甚化に対する 今後の国土づくりに向けた課題 ②近年の自然災害の激甚化に対する 今後の国土づくりのあり方 | 「気候変動」 「インフラ老朽化」 「一極集中」 「国民生活・社会経済活動」 「国土強靭化」 「ハード対策」 「ソフト対策」 「防災・減災」 |
(2) ICT、IoT、AI 技術の利活用 | ①我が国における建設生産性向上の ための ICT 利活用の現状と課題 ②我が国の建設業、建設コンサル タント業における ICT、IoT、AI 技術の活用方策 | 「テレワーク」 「ネットワーク環境」 「Web 会議」 「RPA」 「BIM/CIM」 「緊急事態宣言」 |
(3) 設計成果の品質向上 | ①設計成果の品質向上における 現状と課題 ②設計成果の品質向上に向けて 発注者と建設コンサルタントの 対応のあり方 | 「BIM/CIM」 「照査体制」 「コミュニケーション」 「合同現地踏査」 「業務スケジュール管理表」 「建設コンサルタント業務の 発注方式・評価方式」 |
(4) 維持管理と長寿命化 | ①社会インフラの維持管理の 現状と課題 ②社会インフラの長寿命化の あり方について | 「老朽化」 「地方公共団体」 「ライフサイクルコスト」 「更新」 「予防的措置」 「新技術」 |
(5) 人材確保と働き方改革 | ①建設コンサルタントの 人材確保・育成の課題 ②建設コンサルタントの 働き方改革のあり方 | 「生産性革命」 「担い手確保」 「外国人労働者」 「長時間労働」 「多様な働き方」 「OJT」 |
(6) コンパクトシティの推進 | ①わが国の地方都市が抱える課題 ②コンパクトシティ推進により 期待される効果 | 「人口減少」 「高齢化」 「公共施設の老朽化」 「公共交通」 「生活サービス機能」 「行財政」 「都市のスポンジ化」 「立地適正化計画」 |
問題Ⅲ(管理技術力)の攻略法
問題Ⅲ(管理技術力)の攻略法は大きく3つ
問題Ⅲ(管理技術力)の攻略は、別の記事「RCCM論文で見落としがちな4つの注意点【技術論文編】」で解説しております。
大きくくくると、下記3つになります。
複数テーマを1つにまとめる
ビッグキーワードを作る
「国土交通白書」をチェックする
くわしい問題Ⅲ(管理技術力)の攻略法は、別記事「RCCM論文で見落としがちな4つの注意点【技術論文編】」をご参照ください。
複数テーマを1つにまとめる
また、「複数テーマを1つにまとめる」につきましては、複数の出題テーマを1つにまとめれば、6つの論文を作成するよりも労力が減少しますよね。
しかも今年度の出題テーマも、2~3テーマなら1つにまとめられそうです。
問題Ⅲ(管理技術力)の文章構成
文章の構成は様々ありますが、問題Ⅲ(管理技術力)のみでいえば、結論を冒頭に述べるPREP法よりは、「起承転結」で述べていく方が書き易いですし、添削する方からも読み易いでしょう。
各設問に対しては、先に結論を述べてからPREP法で書き上げる方法もありますが、準備した原稿を思い出しながら書くのであれば、最初から「起承転結」で書いておく方が、文章構成としては楽に作成することが出来ます。
論文の文章構成についての詳細は、別の記事「【RCCM資格試験】「経験論文」と「技術論文」にあった文章構成を解説」で解説しております。
準備する論文は2,000文字~2,400文字で書く
必要量の2~3割多く準備する
試験に向けて作成する論文の文字数は、試験に必要な1,600文字に対して、2,000文字~2,400文字が良いでしょう。
いくら内容的に完璧な論文を作成しても、全てを暗記して試験で書くことははまず困難です。
それにRCCM資格試験は、この論文が全てではありません。
他にも、学習することや準備する論文などがたくさんあります。
ですので、問題に必要な文字数よりも2~3割程度多く論文を用意することで、準備した論文の内容が一部忘れてしまったとしても、それをカバーすることが出来る準備をすることをおススメします。
初受験ならば一度1,600文字以内書く
ただし初めて受験する方は、1,600文字がどの程度なのかが分からないでしょう。
初受験の方はまず1,600文字以内の文章でまとめて、試験に必要な文字数を体感で確認してから、2~3割の文章を追加して、書く内容をど忘れした時の備えをしましょう。
本番の文字数は良いか
因みに出題は1,600文字ですが、最後の行の右側に「終わり」と書いて、少なくとも2~3行残しくらいが良いでしょう。
よく言われているのは、試験本番では少なくとも限度文字数の9割以上(1,440文字以上)は、書くようにしましょう。
令和3年度RCCM資格試験、問題Ⅲ(管理技術力)出題テーマの攻略法まとめ
今回は、令和3年度RCCM資格試験、問題Ⅲ(管理技術力)出題テーマに対して、RCCM資格試験を2部門で合格しているわたくしなりの攻略法を解説しました。
今年こそはRCCM資格試験に合格したいあなたに、少しでもヒントになればと思います。
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