RCCM資格で転職や給料アップに繋がる合格したい3つのおススメ部門

土木設計に従事する技術者としては

是非とも取得しておきたい

RCCM資格ですが、

資格は22部門に分かれています。

実務経験があるならば、

転職や給料アップに繋がる

おススメの3部門を解説します。

今年はどの部門を取得しようか

悩んでいるのであれば、

ぜひとも参考にしてみては

いかがでしょう。

ちなみに、RCCM資格試験が

令和3年から申込み方法と試験方法が

変わることが発表されました。

その辺を記事にまとめておりますので、

そちらもぜひご覧ください。

取得しておきたいRCCM部門3選

道路部門

鋼構造及びコンクリート部門

河川、砂防及び海岸・海洋

目次

道路

社会インフラの基盤

例年受験者数が1番多いのが

「道路」部門です。

ということは、

それだけ需要があるとも

考えられます。

またインフラ整備といった面からも、

その基礎は道路網の発達が

最も重視されるのも事実です。

道路が無ければ、

目的地まで車で移動できませんからね。

後述しますが、

いつでも時代に合った街づくりが

繰り返される度に、

道路インフラの新規計画や

再構築が付いて回ります。

ですので、「道路」部門は

あなたが定年を迎えるまでに

車が空を飛ぶ時代になるまでは

取り敢えず仕事がありますし、

転職する際も、

需要が多い分野でもあります。

道路整備の実情

新道計画はとん挫

しかしながらここ最近は、

特に新しく整備される道路計画が

以前と比較して減少している

傾向にあります。

20年以上前は、日本の人口増加と

モータビリティの発展を考慮した

将来交通量から、

都市計画整備を検討して

幹線道路を増やす計画でいました。

しかしながら実際には、

日本の人口は減少傾向となり

また若者の車離れや

ワンボックスカーの流行などで、

実際には昔に予想していた交通量とは

かけ離れて少ない交通量と

なっております。

ですので、

幹線道路計画がとん挫した状況と

なったどころか、

人口減ならと他の新道計画も

最近では少なってきております。

コンパクトシティへの対応

しかしながらインフラ整備の流れは、

以前の「より遠くまで発展させる」

考え方から

「郊外と中心市街地とをインフラで結び、

持続的な都市政策」といった

コンパクトシティへと移行する考え方が

主流となりました。

ですので、コンパクトシティの発展には

道路が重要となります。

道路整備は無くならない

といったことで、

道路整備は時代に併せて

変化することはありますが、

車が空を飛ぶ時代になるまでは

無くなることはありません。

鋼構造及びコンクリート

インフラ整備に構造物は付き物

例年受験者数が「道路」部門の次に多いのが

「鋼構造及びコンクリート」部門です。

鋼構造物やコンクリート構造物は

ご存知のとおり、

道路や鉄道を整備するにも

擁壁や橋が出て来ますし、

河川では護岸・海岸には防波堤など、

インフラ整備には切っても切れない

存在です。

公共事業の道路詳細設計などでも

擁壁が必要な現場では管理技術者に

「鋼構造及びコンクリート」部門の

資格取得者を配置する様

に求められるなど、

どんな公共事業の設計にも

鋼構造物やコンクリート構造物が

必要になると思われる現場では、

管理技術者に

「鋼構造及びコンクリート」部門の

資格取得者を配置する様に

求められることがあります。

わたくしは、

RCCM資格の分野では

最もオールマイティーな部門であると

思います。

因みにわたくし、持ってます。

これから増える維持管理業務

さらに、現存する擁壁や橋梁などの

鋼構造物やコンクリート構造物は、

高度成長期に建てられたモノが多く、

その多くが当時の耐用年数と

いわれている50~60年に

達しようとしており、

2028年には橋梁の半分が耐用年数を

超過するといわれております。

だからといって

「壊します」

とも

「知らんぷり」

とはいきません。

ですので2014年から

トンネルや橋梁などを

5年に1回の頻度で点検することが

義務付けられました。

そこでこちらサイドからいえば、

構造物に関する業種が1つ

増えたわけです。

しかも5年に1回なら、

その構造物が無くなるまでは、

継続して点検業務が出る訳です。

そしてこの業務には

「鋼構造及びコンクリート」部門の

有資格者を配置する様に求められる

ことがあります。

ですので、

「鋼構造及びコンクリート」部門は

これからも仕事が増える

業種といえます。

道路設計より儲かる

コンクリート構造物設計は、

正直いって道路設計よりも

儲かります。

これは公共工事の積算方法

にもありますが、

道路設計と比較して同じ労力なら

売上は2倍くらい良いかもしれません。

わたくしの会社で担当する業務は

今までは道路10割でしたが、

わたくしが

「鋼構造及びコンクリート」部門を

取得してからは、

道路2割・構造物8割になりまして、

さらに道路設計10割の時よりも

残業が少ないのに売上は

多くなってます。

ですので道路設計一辺倒の

会社であれば1人でも

「鋼構造及びコンクリート」部門を

取得すれば

会社的にもあなた自身にもとっても、

待遇面や労力にも有利になる

可能性があります。

応用力学を理解する必要あり

ただし当該部門を取得するには、

少なくとも応用力学を理解する

必要があります。

っていうか、構造物設計の基本です。

応用力学を理解せずに

「鋼構造及びコンクリート」部門の

資格を取得するのは、

かなり難易度が高いです。

逆に応用力学を理解すれば、

「鋼構造及びコンクリート」部門の

資格を取得するには

絶対的に有利です。

因みにわたくしは、

前職が鋼構造の仮設構造物が

メインの会社(現職は道路メイン)

でして、

応用力学の基礎くらいは

理解しておりましたので、

昔の記憶を頼りにどうにか

合格することが出来ました。

河川、砂防及び海岸・海洋

例年受験者数が

「道路」部門

「鋼構造及びコンクリート」部門

に次いで多いのが

「河川、砂防及び海岸・海洋」部門

です。

近年河川災害が増加

近年では地球温暖化の影響により、

台風の巨大化や

頻繁に起こるようになった

ゲリラ豪雨による影響によって、

河川災害などの激甚化が

問題となっております。

河川法などで規定している想定雨量が、

最近になってそれ以上となって

すでに安全率を上回るほどの

雨量に達しているのです。

それも大雨の影響による河川災害は、

全国各地どこにでも起こり得る

状況ですし、

いつ起こるかもわかりません。

ですのでこれからは、

現状の想定雨量に対応できる

河川設計が求められますし、

河川災害に対して即座に対応する

ことが求められます。

ということは、

これからしばらく河川設計や

砂防設計の業務が増えることに

なります。

国土より海洋

また海岸・海洋の分野では、

河川災害と同様のことが

海岸設計でもいえます。

また、

日本の国土は限られていますが、

海洋に目を向けると

まだまだ開発の余地が

広大にあります。

例えば、

海のど真ん中に施設を建設する

洋上風力発電施設や、

清水建設が提案する

洋上都市計画である

「環境アイランド」など。

むしろ海岸・海洋設計は、

これから成長する分野でもあります。

大企業向けではあります

しかしながら、

「河川、砂防及び海岸・海洋」

部門の仕事って、

前述の2部門と比較して

設計する対象物や作ろうとする

構造物が大規模な設計となります。

ですので

河川設計や海岸設計は大手ゼネコンが

手掛けることがほとんどで、

社員の少ない中小企業などでは

少々荷が重い業務です。

ただ中小企業でも

大手ゼネコンの下請け業務に

携わることは出来ますが、

その際に当該資格を持っている方が

元請け会社にとっては

信用されるための指標とはなります。

ですので、

「河川、砂防及び海岸・海洋」部門は

大企業に勤務する方に向いている

かなと思います。

個人的見解

結局は受験者の多い部門です

この記事を考える時、

わたくしの中では上記の3部門を

勧めようと思ってましたが、

結局はこの3部門が受験者数

1位~3位でした。

ということはそれだけ

この3部門の需要があり、

誰もが考えていることなんだなと

思ってしまいました。

おススメ

以上より、

わたくしがおススメする

RCCM資格試験の部門を、

今年にでも取得したい

即効性のある部門と、

これから20~30年後を見据えて

将来的に取得したい部門とで

分けてみました。

即効性は

今年にでも取りたいのは

「道路」部門と

「鋼構造及びコンクリート」部門が

おススメです。

とにかく

「鋼構造及びコンクリート」部門は、

道路設計にしても

河川設計にしても

鉄道設計にしても

必要な部門ですし、

業種を選ばずオールマイティーに

発注されます。

応用力学が少し厄介ですが、

1番おススメなのは、

「鋼構造及びコンクリート」部門です。

将来性は

将来を見据えて資格を

取得するのであれば、

「河川、砂防及び海岸・海洋」部門

おススメです。

当該部門の設計は、

今のところ概略設計的な

構想の段階が多く、

いましばらくは

災害復旧業務や改修業務が多い

業種となります。

ですので、

将来を見据えて取得するのも

良いでしょう。

まとめ

結局のところ、

例年の受験者数が多い部門は

それだけ需要があるということです。

あなたが

今の会社で求められている部門、

あなたの得意部門もあるかと

思います。

その部門は是非とも

取得して頂きたいですが、

1つの部門で満足することなく

この記事で挙げた所得しておきたい

3部門も取得しておいても

損はありません。

またこれからどの部門を

取得しようかと悩んでいるあなたも、

この記事で挙げた所得しておきたい

3部門から選択してすることを

おススメします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次