せっかく勉強するのであれば、より効果的に勉強したいですよね。
しかしながら、学生時代の様なインプット重視の勉強法では、効率が良い勉強法とはいえません。
効率的な勉強法は、インプットとアウトプットを意識しながら、あなたに合った勉強法をあなた自身で見つける必要があります。
ではなぜ学生時代の勉強法は効率が悪いのか、また効率的な勉強法とはなどといったことについて解説します。
あなたも自分に合った勉強法を探して、効率良く勉強しましょう。
学校では効率的な勉強法を教えてくれません
効率の良い勉強法とは
はじめに言い切ってしまいます。
効率の良い勉強とは
「インプットとアウトプットを意識した勉強法」
です。
そして
「インプットよりアウトプット重視の勉強法」
です。
ではなぜ、学校で習った勉強は効率が悪いのか。
これを読めば、あなたも他の勉強法を知りたくなるはずです。
インプットとアウトプットとは
この記事では「インプット」と「アウトプット」が重要なキーワードです。
ここで、インプットとアウトプットについて、簡単に説明します。
インプット
インプットとは、あなたの脳に情報を入れる作業のことです。
本を読む・教科書を読む・動画を観る・音声を聴くなどが該当します。
アウトプット
アウトプットとは、脳に入った情報を外部に出す作業のことです。
ノートに書く・試験を受ける・誰かに話す・SNSで発信するなどが該当します。
学校での勉強
わたくしは小学校→中学校→高等学校→専門学校と14年間にわたり学校に行きました。
14年間の学生生活では、教師が教科書に沿って黒板に書いたりしゃべったりで生徒に教え、それをノートに取る方法がほとんどでした。
多分、あなたもそうだったと思います。
学校教育はインプットのみ
学校の勉強って、教師が教えるインプット作業に対して、その場でノートに書く・後日テストを受けるという形でアウトプットするのみでは無かったですか?
そして教師はインプット作業のみを坦々とこなして、テストの点数で生徒のアウトプット量を確認するといった作業の繰り返しでしかありません。
また、教師が黒板に書いたり言ったりしたことをその場でノートに書く作業はアウトプットに該当しますが、樺沢紫苑著の「アウトプット大全」によると、アウトプットは2週間に3回しないと脳に長く記憶されないそうです。
教師が言ったことをその場で書いて満足していても、ノートに書いたことは2週間後にはすっかり忘れてしまうのです。
学校ではアウトプットは個人任せ
学校でのインプットに対して、アウトプットはどうでしょう?
せいぜい先生が「ここテストに出るぞ」と言うくらいではなかったでしょうか。
14年間のわたくしの学生時代に、アウトプットの重要性どころかアウトプットの仕方自体を教えてくれた教師に出会うことはありませんでした。
ということは、学校ではインプットのみを教師がこなして、アウトプットは個人任せ。
なんとも効率的に悪い勉強法です。
アウトプット重視は九九のみ
強いて言えば、小学校2年生の時に習った九九の暗記は、インプットとアウトプットを同時に行う作業でしたね。
九九って、教科書や黒板に書かかれた九九表を、繰り返し声に出して授業や親に聞いてもらった憶えがあります。
九九を憶える作業は、インプットよりもアウトプット作業量を重視した勉強法です。
ですので大抵の方は、九九を大人になっても忘れないのです。
それならば、もっと他のことももっとアウトプット重視の教育方針にスイッチすれば良いのですがね。
インプットのみでは非効率
前述のとおり、日本のインプット重視の教育方法では効率的な勉強方法とはいえません。
ですので、大人に限らず誰もがインプットよりアウトプットを重視した勉強法を自分で身に付けるしかないのです。
効率の良い勉強法とは「インプットとアウトプット」を意識する
効率良く勉強するには、インプットとアウトプットを意識しながら、より多くの学びを記憶する作業が重要となります。
インプットとアウトプットの黄金比率
コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士が行った実験結果では、「覚える時間」(インプット)と「練習する時間」(アウトプット)は、インプットに30%の時間を費やしたグループが高得点を出した結果から、初心者は6割・熟練者は7割の時間をアウトプットに費やすのが、効率的な勉強法でしょう。
ですので、本や参考書・動画などを観たり読んだりして得た知識に費やした時間に対して、その2倍以上のアウトプットをすれば脳に記憶されやすいことになります。
「アウトプットを意識したインプット」
本や参考書・動画などを観たり読んだりしてインプットする際には、後にアウトプットすることを考えながらインプットするのです。
そうすると、単に「本を読む」「動画を観る」から「後でどうまとめようか」と、考えながらインプットする必要があります。それこそ、インプットした記憶が脳に焼き付ける作業となるのです。
・ノートに書く
・誰かに話す
・問題を解く
・行動する
などインプットした知識に対して、外にアウトプット することによって、脳に知識を書き込む作業が必要なのです。
自分に合った効率良い勉強法を実践する
効率良い勉強法のおススメ本
効率の良い勉強法と一口に言いましても、あなたのおかれている環境・性格から、なぜ勉強するのか・どんな勉強をするのかなどといったことを考えると、その全て網羅した「これ」といった勉強法を言いきることは出来ません。
別の記事「勉強法を知りたい方必見!効率的に勉強したいあなたが読むべき本4冊とは」に、わたくしが読んだ本の中でも誰もが簡単に実践が出来る、これから勉強したい方向けの勉強法が分かる本の紹介をさせて頂いております。
どれも、特別難しい勉強法ではありませんし、意識する程度のことで効率の良い勉強法が学べる本です。
またこの記事には、おススメする本がどんな人向けなんかといったことを大まかに紹介しておりますので、そちらも参考にして下さい。
因みにその中でもおススメは、全部読んでみることです。
選択肢は多い方が良いですから。
大人も勉強が必要です
特に学生のみならず、これからの時代は大人でも勉強しているかいないかで、あなたの将来が全く違うといっても過言ではありません。
その件につきましては、別の記事「資格と勉強で自分をブランディングしないと生き抜いていけない2つの理由」で解説しております。
「ムダな勉強をしたくなければ効率的な勉強法を学びましょう」まとめ
誰もが無駄なことをしたくはありませんよね。
それは勉強しかりです。
効率の良い勉強法を理解して身に付ければ、あなたも勉強が好きになるはずです。
この記事を参考にして、あなたの勉強に少しでもお手伝いになれば幸いです。
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